夫婦の問題も解決！名言炸裂の鴻上尚史さんの人生相談を紹介

人間関係や人生に悩みがある方全員必見です
書籍化している鴻上尚史さんの人生相談をご存知でしょうか？

珠玉の名言が炸裂する最高のシリーズ物です！

月平均15冊本を読む読書大好きな私が、
鴻上尚史さんの人生相談本をご紹介します。

鴻上 尚史さんってどんな人？

鴻上 尚史さんのプロフィール

鴻上 尚史（1958年8月2日）は、日本の劇作家・演出家である。
日本劇作家協会会長（代表理事）日本劇団協議会・日本演出者協会理事。
桐朋学園芸術短期大学演劇専攻特別招聘教授。株式会社サードステージ代表取締役。
執筆・インタビュー・講演は株式会社サードステージがマネジメント。
その他、株式会社ホリプロのマネジメントにより、テレビ・ラジオなどへも出演している。

鴻上尚史-Wikipedia

名言炸裂の「ほがらか人生相談」とは

雑誌AERA（アエラ）で連載中の
投稿者から寄せられた人生相談に鴻上さんが
回答していくシリーズです。

2023年現在、5冊が書籍として出版されています。

「ほがらか人生相談」と言いつつ
その内容はなかなかヘビー。
ヘビーな相談内容を少しご紹介します。

どんな人生相談をしてるの？

【相談】隠居後、孤独で寂しくてたまらず、風呂に入っていると涙が出てきます(66歳・男性 有閑人)

【相談】一時の恋愛で息子の人生をだめにしないように、という親心が「毒親」呼ばわりされなくちゃいけないのですか?(62歳・女性 みどり)

【相談】夫にずっと無視されています。離婚したほうがいいと思いますが、自活できるほどの稼ぎもありません(52歳・女性 金平糖)

鴻上尚史のもっとほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋 単行本

「ほがらか人生相談」は
相談した後に「楽・ほがらか」になろうよ！
というコンセプトです

このような重い悩みに対して、鴻上さんは一つずつ丁寧に回答していきます。

鴻上さんの人生相談名言回答

回答に困るような重い相談に対して、鴻上さんはどのように回答しているのか。
一例を抜粋してご紹介します。

【相談174】事あるごとに反論できない過去を蒸し返してなじる妻を殴り殺したくなります（46歳　男性　塵芥滓）

【鴻上さんの答え】
～（中略）～
「どうすればよいのでしょう？」
と書かれていますが、僕のアドバイスは、
塵芥滓さんが書かれた
この相談の文章を妻に見せることです。
～（中略）～
口で言ってもすぐに反論されるんでしょう。だから、この文章を見せるのです。
「鴻上ってのに見せるといいと言われた」と付け足してもいいです。

怒鳴り合いになったり、ケンカになったりしたら、諦めずに、粘り強く、
話し続けて下さい。何時間も何日も。

もしこの文章を見せても
鼻で笑われたとしたら、
妻を殺すのでも自殺するのでもなく
離婚を含めて、
子供と自分の人生を考えるのがいいと思います。

そのためにも、この文章を、今すぐ見せることを、強くお勧めします。

「こんな女と結婚なんてしなきゃよかった」と懊悩する46歳男性に、鴻上尚史が今すぐ実行するべきと勧めた驚きアドバイスとは？

どの相談に対しても鴻上さんは
「がんばろう！」「落ち着いて」などの
抽象的な精神論ではなく

実行可能な・具体的で・行動に移しやすい回答ばかりをされています。
そこが大好きなポイントのひとつです！！

鴻上 尚史さんの名言はどんな人に刺さるのか

親子・夫婦・友人関係・仕事の悩み・将来の不安…

ほがらか人生相談には
様々な悩み相談が寄せられます。

1つでも当てはまる方は、鴻上さんの名言回答が刺さります！

涙腺崩壊！鴻上さんの人生相談名言集

鴻上さんの人生相談シリーズ書籍を
全冊保有・繰り返し読んでいる
私が衝撃を受けた回答名言集の一部をご紹介！

１．「鬱の妹が家族に冷たくされています」に対する回答（一部抜粋）

「どうして30年前に病院に連れて行って、適切な治療を受けさせなかったのだろう」
僕の知り合いは
本当に苦悩の表情で言いました。
病院行きに反対した両親に恨み言を言おうと思っても、もう両親は亡くなっているのです。

妹という大問題を残したまま、両親は世間体に忠誠を誓って死んだのです。

農家の長男さん。同じことがあなたにも、このままだと起こります。
父親も祖父・祖母も、苦労を引き受けないまま死ぬのです。
でも、あなたの人生は続きます。

鬱の妹を隠そうとする田舎の家族…　鴻上尚史が訴える30年後の悲劇

２．「自営業の両親と甘やかされた兄」に対する回答（一部抜粋）

「どこまでもなにも、そんな親につきあう必要はまったくない。
故郷に帰らなくて、家族や親戚と険悪になってもいい。
だって、A子さんの人生は誰のものでもない。A子さんのものなのだから」

大人になったら、家族を捨てなきゃいけない時も来るのです。
それは、残酷だからとか冷たいからではなく、自分の人生を生きるためです。

自分の人生を差し出さなければいけないことは、歩み寄る必要がないのです。
歩み寄ってはいけないのです。
そんなことをしたら、残りの人生がだいなしになるのです。

声を大にして何度も言います。
A子さんが自分の人生を犠牲にしなかったからといって責められたり、
罪悪感に苦しむ理由なんか何もないのです。

「家族なんだから」の呪縛に、鴻上尚史が出した“厳しい結論”とは

３．「母に同性愛者としての自分を認めてもらえず落胆しています」に対する回答（一部抜粋）

大人になるというのは、僕の考えだと、「他者となんとか
やっていける人になること」です。子供はその反対の状態です。
理解できないことは理解しようとしない。理解したくないことは理解しない。
ただ自分の意見を押しつける。対立したらそれまで。

僕が何を言いたいか分かりますよね。
残念ながら、あなたの母親は、歳を重ねても子供のままだということです。

カミングアウトから10年たっても、「いくつになっても適齢期だからね！」
というLINEを送ってくるのは、悲しいことですが、とにかく現実から
眼をそらそうという宗教的信念さえ感じます。

大人になれない未熟な親は、ただ自分の意見を押しつけ、
子供が間違っていると主張し、「正常」と思われる道に進むことが
子供のためなんだと主張し続けます。

同性愛者と伝えて10年、自分を受け入れられない母親に落胆する39歳女性　鴻上尚史が示した希望とは？

４．「不機嫌がコントロールできず、顔に出てしまいます」に対する回答（一部抜粋）

相手が受け入れてくれる、許されると思うから、感情は爆発するのです。
でも、同時に、この人にだけは分かってもらいたい、
この人は分かってくれるはずだと思っていても、感情は爆発します。

でね、不機嫌をコントロールするというか、不機嫌にならない方法は、
「分かりあうことが奇跡」と思うことだと僕は考えているのです。
親だろうが夫婦だろうが子供だろうが、基本的に「分かりあえない」という
前提でつきあうのが大切だということです。

ちゃんと言葉を選ばないといけないし、言葉を尽くさないといけないし、
会話することを諦めてはいけないと思っているのです。

人間が「分かりあう」ことが前提だと、少しでも分かりあえないと
不機嫌になります。分かりあえてない状態が非常事態だからです。
でも、「分かりあえない」状態が普通だと思えば、
分かりあえてない状態は日常であり、スタートであっても、
不機嫌になる状態ではないのです。

「不機嫌がコントロールできず、夫婦仲が…」悩める31歳女性に鴻上尚史が伝えた、喫茶店で見かけたカップルにゾッとした理由

鴻上さんの名言を読むならココ！

鴻上さんの名言が炸裂する、ほがらか人生相談を読んでみたくなった方！
読む方法が２つあります。

AERA dot.で連載を読む

オンラインメディア「AERA dot.」で、連載中の人生相談を読むことができます。
更新頻度は月に3回程度。

書籍で読む

ほがらか人生相談は、2023年現在で5冊が書籍発行されています。
AERA dot.で掲載されている以外の相談と回答が多数掲載！
１冊につき約３０の相談と回答が詰め込まれています。

鴻上さんをもっと知らいたいなら…

鴻上 尚史さんのSNS

SNSはTwitterをされています。

Tweets by KOKAMIShoji

鴻上 尚史さんの主な著書

本職の劇作家・演出家をされながら、30冊以上の本を出版されています。

同じ人生相談でも、こちらの記事でご紹介した
高橋さんの回答とはまた趣が違います。

---